仏 事 Q & A

お供えの表書きはどう書くの?

 お参りの方々からよく頂くのが、「失礼があってはいけないので、お供え物の封筒の書き方を教えてほしい」というご質問です。

 こちらでご紹介させて頂くのは、あくまで当山で伝わっている形でございます。

 普遍的なものとは言い切れませんので、一例と思って頂ければと存じます

 

◎お寺にお供えする浄財(お金)は『御布施(おふせ)』が一般的

 『御礼』『お供え』なども間違った書き方ではございません。

 しかし、『御布施』という言葉には、「布施行(ふせぎょう)」=「自分が持っている物や力、善意などを他と分け合う」という仏教的意味が込められています。

 お経・お勤めの料金としてではなく、皆様からの大切な財産と善意をお寺に分けてお供え頂くということに重きをおくと、「御布施」と書かれるのが良いかと思います。

 

 これはお寺へのお供えの一例です。お宮・神社へのお供えの場合は書き方が違ってきます。

 「御初穂料(おはつほりょう)」「玉串料(たまぐしりょう)」などがありますが、状況によって変わるそうです。

 詳しくは参詣されるところにお電話などで聞いてみられるのが一番間違いがないと思います。

 

 ちなみに、お寺へのお供えに関しても、法要の内容や御住職のお考え、地域の習わしによって変わってまいります。

 こういった儀礼についてご質問されることは、決して失礼には当たらないと思いますので、御心配な方はお参りになるところに聞いてみてくださいませ。